Office Matching Mole on the Web/週刊モグラ屋通信 23



 週刊 モグラ屋通信 第54号 2002.5/12  


内藤です。先日、就職情報誌(正確には転職情報誌)『DODA』にモグラ屋へのインタビュー記事が掲載された。別の就職雑誌に同じようなインタビュー記事が載った友人の会社には、雑誌の発売直後から、入社希望の電話がひっきりなしだった話を聞いたので、私は池田と「就職希望の問い合わせなんか殺到しちゃったらどうしようねぇ?」と、人を雇う経済的余裕もないのに、とりあえず語りあってみたりした。しかし、ゴールデンウィーク直前の合併号のため、通常よりも長いこと書店に置かれていたにもかかわらず、そんな問い合わせは一件もないのであった。ふっ。
 
さて、次の土、日に佐久島で、平田五郎のワークショップとスライド・レクチャーを開催します。スライド・レクチャーは、作家自身から作品の話を聞くことのできるいい機会なので、平田作品に興味のある方は、ぜひ、お運びください。お待ちしています。6月に入ると、お知らせすることがたくさん出てくるのですが、現在は、その準備でばたばたしている嵐の前のモグラ屋でした。ではまた近いうちに!
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/5月12日更新
岡崎市シビックセンター 資料室(ジャズコレクション) 展示コーディネート
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第55号 2002.6/17  


5月も末のある日、佐久島での会議に出席するため、最終便の船を待っていたのはモグラ屋2人組。渡船場へ向かう途中、急な雷雨に見舞われたが、その頃には雨は止んでいた。ふと、東の空を見ると、ああ、虹がかかっているではないか。虹を見るのは久しぶりだ……。なんて思っていたら、虹は二重にかかっていたのだ。なんと、美しいことか! 大喜びで、買ったばかりのデジカメのシャッターを押した内藤です。 (◆写真:渡船場から見た虹。外側にうっすらと二重になっている。)
 
船の中から、もう一度虹を探していると、なんということだろう。虹は、海をまたぐように、左側を本土側の海岸辺りに、右側を佐久島の西港辺りにきれいな半円を描いている。よく見てみると、七色を透かして佐久島が見えるのだ。建物とか山とかに邪魔されて、完全な半円の虹を見ることは、これまでなかった。虹の尻尾を初めて見たのだ。なにかとてつもない幸運と不思議を感じて、ちょっとぞくぞくした。 (◆写真:もひとつ虹のある風景。虹のシッポが佐久島にかかっている)
 
さて、改めてご報告。いよいよ、今年度の 『三河・佐久島アートプラン21』 が、本格始動する。展覧会の第一弾は、 『七福(しちふく)2002展』 (7月6日〜9月8日) 小川信治・栗本百合子・竹内忍・中川佳宣・平田五郎・松岡徹・松蔭浩之 という7名の豪華作家陣によるグループ展だ。もちろん、ただのグループ展ではない。7人のアーティストたちには、それぞれの視点で佐久島のビューポイントを選んでもらい、その場所を契機として制作された作品が展覧会に出品される。ビューポイントの概念や、それに対してどのようなかたちで作品を提示するかは、各作家に任せた。「その場所に作品を設置するとしたら?」という仮定で制作する作家もいれば、その場所から受けたイメージを作品にすることもあるだろう。また、その場の風景を素材として自らの作品に取り込んでいく者もいるかもしれない。多様な、「ビューポイントと作品の関係性」を見ることが、この展覧会のひとつの楽しみだろう。
 
『七福(しちふく)2002展』 の見どころはそれだけではない。作家の選んだビューポイントは実際に佐久島に存在する。そこで、私たちは、ビューポイントを地図上に示して、展覧会を訪れる人に、作品の生まれるきっかけとなった場所に足を運んでもらうという仕掛けをつくる。ギャラリーで作品を見ることと同時に、ビューポイントを実際に訪れることで、作家の思考を追体験する、というのも、この展覧会の大きな特徴となっている。
 
ビューポイントは、展覧会会期中、いつでも訪れることができるが、オープニングとなる7月6日(土)と、翌7日(日)には、スペシャル・イベントとして 『弘法巡り+アート・ピクニック』 を開催する予定。これは、展覧会とビューポイントに加えて、佐久島に残る弘法さんをスタンプ・ラリー形式で巡る、というものだ。詳細は、ウェブページでご覧いただきたい。ビューポイントと弘法さん、合わせて14ヶ所のスタンプを全部集めると、何かいいことがあるかも。
 
『七福(しちふく)2002展』 の制作準備のため、5月からばらばらとアーティストたちが佐久島を訪れている。たまたま島民会議の日に来島した松蔭浩之は、そこで佐久島小学校の校長先生と話をする機会を得て、翌日、モグラ屋とともに、佐久島小学校を訪れることになった。学校側の好意で、子供たちといっしょに給食を食べさせていただいたのだ。個人的にも25年振りくらいの学校給食体験! それはそれは、懐かしくも新鮮な経験でございましたよ。その日のメニューは、鳥の唐揚げ、パン、パンプキン・スープ、牛乳にオツマミのような小魚の小袋付き。校内の厨房で作られた、出来たて熱々の昼食を、それは美味しく有難くいただいた。モグラ屋のことは見慣れているので、子供たちの興味は、主にカメラを持った謎のお兄さん(?)へ集中。昼休みには撮影しながら、子供たちといっしょに運動場でサッカーをしていた松蔭さんだった。さて、どんな作品になるのか? 子供たちも楽しみにしていることだろう。この一連のアート&イベントに関しては、さらに楽しい企画も密かに進行中。当分、関連情報から目が話せませんことよ! (◆写真:給食の準備をしながら、松蔭さんのことが気になって話しかける子供たち。)
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/6月17日更新
岡崎市シビックセンター 資料室(ジャズコレクション) 展示コーディネート/継続中
 
 
     
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