Office Matching Mole on the Web
オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 40


本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第95号 2004.7/4  

引越し、無事に済みました。結局、半月ほどかかったかな。今年は珍しくスケジュールが詰まっているオフィス・マッチング・モウルですが、偶然にも時間の余裕があった6月後半に引越し作業ができたのは、奇跡的なできごとといえますでしょう。10日におよぶ怒涛のペンキ塗り作業――。思い出すと気が遠くなるので、思い出すのはやめよう。今回の引越しで、心身ともにいちばん強靭だったのは山口ですね。ええ、もう、若いってスバラシイ。
 
ペンキ塗りは画廊時代からの修行を積んでいるので、もう楽勝。扉を付けに着た建具屋さんに「プロかと思った」と言われたくらい。がたがたで、何年も開かずの扉になっていた玄関を指一本でらくらく開け閉めできるようにできた時は、私って一体ナニモノ? と怪しんだり、自分の天分はホントは違うとこにあるんじゃないかと不安になったくらいです。そんな調子で、自力でかなりのことができるモグラ屋ですが、やはり電柱に登ったりとかはさすがにプロに頼まなければならず、なんだかんだと物入りなのは引越しの常ですね。引越しのために使った経費の領収書や請求書の束を見た時には、眼の前は真っ暗で頭が真っ白っていうモノトーンな私になってしまいましたが、全部業者に頼んだらこの倍では済まなかったはずだと自らを説得しながら、気を取り直すのでした。
 
まだ多少の手入れはいるものの、概ね片付けも済んだ新しいオフィスは、それはそれは快適でございます。旧事務所から運んできた山のような荷物 (一体全体、あの狭い部屋にどうやってこれだけの荷物が収まっていたのだろうかと不思議) も、収まるべき場所に収まりました。通信環境も、ようやくADSLになりました。これで「断りもなく重い画像データを送らないでくださいってばもうっ! 受信に1時間もかかっちゃったじゃないですか」と時代錯誤な文句を言わずに済むわ、設楽さんに。
 
ということで、なんだか尻切れトンボですが、引越しのご報告とさせていただきます。念願の新事務所に移転したモグラ屋の今後を見守ってくださいませ。
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2003 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/7月4日更新/
  設楽知昭展『佐久島の恋 ― FOLIOS ―』 7月18日まで開催中!

岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
小川信治展 『家族の肖像』 展覧会制作・カタログ編集/2005年1月19日〜2月18日開催予定
  於:名古屋大学博物館

 

本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第96号 2004.7/14  

本日は、オフィス・マッチング・モウルの新事務所へみなさまをご案内いたしましょう。左の写真、一見、長屋風ですが、見たとおり元々長屋だった建物です。いわゆる二軒長屋というやつですね。そのうちの一軒分で私たちは働いているわけです。
 
建物の左端に、サッシではない昔ながらの木の引き戸がありますが、それが事務所の玄関です。こういう渋い玄関を日常的に使うのは、学生時代の京都での下宿以来ですね、私は。
 
昔ながらの懐かしい引き戸をカラカラと開けると、中はごくごく普通の玄関。違っていることといえば、とにかく、壁のすべて (部屋によっては天井も) がまっ白なペンキで塗られていることでしょうか。画廊みたいでしょ?
2枚並んでいるうちの左の写真は、玄関を入ってすぐのところにある応接室です。レトロな建具も白く塗ってみました。今、仕事の打合せはここでしています。絵を売ったりもね……。
 
右側の写真、ここが3人のデスクのある場所です。襖を取っ払った二間が1つの部屋になっています。私たちの机は元々押し入れだったスペースなので不思議な構造ですが、広い机はすごく気持いいです! 本当に嬉しい。やっぱり環境は大切ですなっ。
 
環境といえば、事務所の入り口の私道は今時珍しく舗装されていません。ですから、一度大雨が降ったときに、すごい池になってしまいました。「なんとかしなくちゃな〜」と思っていたところ、小学校時代の同級生で現在は土木関係の仕事をしている友人がふらっと事務所を訪れ、「じゃあ、砂利を持ってきてやるわ」と2トントラックに砂利積んで来てくれた時の写真がこれ。「俺は箸より重いものは持たないことにしている」といって、シャベル2本を渡され、記録的な暑さの午後、私と山口はトラックに積んであった砂利のすべてをならしたのでした。「そこ、低くなってるぞ。そこは高いっ。お前たちまだまだ素人だなぁ」 (← 当たり前だっつーの) と有難くも厳しい指導を受けつつ……。まったくもう、私たちってどうしてこうガテンなの!? とはいえ、幼な友達のありがたい友情の引っ越し祝いによって、私道まで整備してしまった相変わらずのモグラ屋なのでした。つづく。
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2003 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/7月4日更新/
  設楽知昭展『佐久島の恋 ― FOLIOS ―』 7月18日まで開催中!

岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
小川信治展 『家族の肖像』 展覧会制作・カタログ編集/2005年1月19日〜2月18日開催予定
  於:名古屋大学博物館

 

本日の担当:山口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第97号 2004.9/9  

同年代のお嬢さま方は美白だとかシミ・ソバカスだとかを気にしているお年頃なのに、そんな次元を飛び越して黒糖パンのようにこんがりおいしく焼けている山口です。これも青空と海の間という日焼けする絶好のロケーションである佐久島で、汗水流して頑張って働いた証拠なので仕方ありません(と思って許してね、同じく真っ黒に日焼けしてしまった女の子ボランティアのみんな)
 
今年の夏の佐久島はイベント目白押し。毎年恒例の弁天祭りと松岡徹による提灯づくりワークショップに加え、10月2日から一般公開される南川祐輝の「おひるねハウス」と、第4期目となる平田五郎の「佐久島空家計画4/大葉邸」の滞在制作もありました。これらには大勢のボランティアが手伝いにきてくれました。その顔ぶれは、おなじみ、愛知県内の芸大生の他に、東京や大阪、それになんと九州からも。これだけいろいろな地域から人が集まるとそれぞれの地方の風習を知ることができ、大変おもしろかったです。たとえば、佐久島名物のところてんをおやつに食べた時のこと。え? 普通、箸一本で食べるでしょ? 三杯酢じゃないの? 醤油なの? 黒蜜かけるの? そんなのありえないーっ! と各々の地域の風習を主張しあい、大盛り上がりでした。
 
そんなボランティアのみなさんをはじめ、作家、スタッフ、島民のみなさんのおかげで、素晴らしい作品ができあがりました。みなさま、本当におつかれさまでした。 今は電車をうっかり船と言い間違えてしまうほどすっかり島の人になりきってしまった私ですが、これからはオフィスワークもバリバリがんばります! そしてハイジの白パンみたいな肌にするぞー!
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 /企画・制作/9月9日更新
  南川祐輝展 『おひるねハウス』 10月2日〜12月5日開催

名古屋大学博物館 小川信治展 『家族の肖像』 /制作/2005年1月19日〜2月18日開催
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
 

本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第98号 2004.9/30  

自然のちからというのは本当にすごい。良くも、悪くも。台風の当たり年となった今年、日本全国にさまざまな被害がもたらされたのはご存知の通り。不幸中の幸い、命に別状はないものの、ちょっと半泣きの状況が、佐久島でもうすぐ公開される南川祐輝の 「おひるねハウス」 周辺にももたらされたのでした。
 
もともと 「おひるねハウス」 の設置場所となった石垣海岸 (「しがけ」と読みます) は、三河湾内にある佐久島の、さらに湾内にあるとってもおだやかな浜辺。地理的にも本土から流れ着くゴミの被害も少なく、とにかく静かで美しく佐久島らしい風景を満喫できる浜辺でした。残念ながら過去形。というのも、8月に次々と到来した台風が、地形すら変えてしまうほどの猛威をこの浜辺にふるったのです。まったく、 「おひるねハウス」 がどっかに流されなかった上、無傷だったのは、弁天さんはじめ佐久島の神様たちのお守りのおかげに違いない! と思えるくらいに奇跡的なできごとでした。
 
台風の後の石垣海岸は、押し寄せた高波が運んだ無数の流木とゴミ、そして、荒波が海底からもぎとってきた天文学的数のムール貝で埋め尽くされ、地形を含め変わり果てた姿となっていました。さらに、いったん陸に打ち上げられたムール貝 (くどいようだが天文学的な数の) は、自力で海に戻ることもできず、浜辺中で腐り果てていた。強烈な悪臭。愕然とする南川祐輝とモグラ屋。これを人力で片付けろというのか!? 夢だといって、嘘だといって、幻だよと、あなた (遠い目)。しかも、間髪いれずにやってきた次の台風は、状況をさらに悪化させたのでした。合掌。
 
結局、台風は立て続けに3つ、麗しの石垣海岸を荒らしまくりました。「もしかしたらまた来るかも」、疑心暗鬼の末、展覧会の10日前まで待って石垣海岸清掃大作戦は決行されました。上記の写真2枚は、その時の奮闘のようす&「おひるねハウス」 で休憩する南川祐輝と協力してくださった島の人たちです。
 
   
おおむね定点観測的劇的ビフォー、アフター

清掃に協力してくださった島の人たちのパワーはすごかったです。炎天下の浜辺、足首までムール貝に埋もれながら大木を運びつづけること2時間。南川、モグラ屋ともに、体力の限界となりました。しかし、70過ぎたおばさんたちはぜんぜんへっちゃら。昔の人って本当にすごい。なんというか、生きていくための基礎体力は半端じゃないんです。こういう場に遭遇すると、己のちからの無さを痛感いたします。昨日から本日未明にかけて、またしても台風が接近しましたが、みんなの血と(ムール貝の浜辺で、流木かかえたまま顔からころんだのは私です。ホントに出血の事態だったのよ!)汗と涙の海岸清掃の努力が水の泡になっていないことを祈ります。10月2日(土)、3日(日)の太鼓祭りはどうやら好天に恵まれそう。ぜひぜひ、最高に気持いい季節の佐久島へお運びください。お待ちしております。
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/
  南川祐輝展『おひるねハウス』 10月2日からいよいよスタート!

岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
岡崎市美術博物館  『江戸のシュールでリアルな美 驚きの浮世絵』 /制作・図録編集/
  2004年10月28日〜11月28日開催

小川信治展 『家族の肖像』 展覧会制作・カタログ編集/2005年1月19日〜2月18日開催予定
  於:名古屋大学博物館

 

 
     
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