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オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 42


本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第100号 2004.11/16  

ふと気付けば、「週刊 モグ通」もいつの間にか100号になっているではないですか! 前回の5周年に引き続き100号。週刊としては計算が合わないけど (丸5年で計算しても18.25日に一度の割合。隔週ですらないですね) 、細かいことは気にしない0型で構成されているモグラ屋としては、まぁ、こんなところなのかもしれません。
 
秋口からめちゃくちゃな忙しさが続いているモグラ屋。仕事があるということは、本当にありがたいことです。ということで、担当の池田が、9〜10月にかけてほどんど休日返上でかかりきりになっていた岡崎市美術博物館の企画展 『江戸のシュールでリアルな美 驚きの浮世絵』 は、11月28日まで好評開催中。その忙しさが終わるやいなや、今度は私が担当する愛・地球博フレンドシップ・プレ事業 『スウェーデン・デイ+スウェーデン・ナイト』 の準備が、イベント開催日の12月11日まで続くわけですが (いろんな仕事をするのは楽しいです。今、にわかスウェーデン通のワ・タ・シ) 、同時進行で2005年1月19日から名古屋大学博物館でスタートする 小川信治展 『家族の肖像』 の制作も佳境。年末まで走り続けなければならない。一方、頼もしい新人山口は、11月24日におこなわれる岡崎市シビックセンターのこどもワークショップの準備と、岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション の展示のためのパンフレットの原稿書きで大忙しです。展示プランを考えたり、原稿を書いたり、はたまたウェブサイトまで制作したりと、モグラ屋ってホントになんでもやるなぁ、と我ながら思います。そんな、なんでもできなければダメという過酷な職場で、山口はものすごくがんばっております。実際ふたりの上司が忙しすぎて、コマコマと指導していられない状態で、自分で考えてやるしかない、というのが現実なんだけど、考えてみれば私も池田もそうして仕事を覚えてきたんだよね。失敗しながら。
 
私自身は、新卒で画廊に勤めたわけではなかったので、それまでに企画とか接客とか、文章書きまであれこれやっていて、それが全部画廊の仕事の役に立ちました。美術は好きで美術館へはよく行っていたけれども、現在進行形の日本のアートシーンに関しての知識が乏しかったため、毎週名古屋の画廊・美術館へ、二ヶ月に1度は東京や大阪にも足を運んで新旧取り混ぜて作品を見倒したもんです。5年くらいはそんな生活を続けたかなぁ。画廊に勤めるまでは、稼いだお金のすべてを映画と本につぎ込んでいて、それも今の仕事にものすごく役に立ってるけど、実際に画廊勤めを始めてからは、アート巡りの交通費と作品の購入費で給料のほどんどは吹っ飛んだもんです。今はその蓄積でアートの仕事ができるわけですね。ハイリスク、そこそこリターン。画廊で培ったペンキ塗りの技 (プロ級) も大変役に立っとります。
 
新人山口も、アート・マネジメントを勉強していたとはいえ、所詮は学生。当然そんな蓄積は無いに等しいわけで、大葉邸のボランティアでその体力と根性と元気さが証明された後、私たちがスカウトしようと思ってまず尋ねたのは「免許持ってる? マニュアル車も運転できる?」だったっけ。もちろんどっちもできました。偉い偉い。「オートチック限定なんですぅ」とか言われたら、お引取り願おうかと思った。もっと言えば、車両に関するすべての免許とさらに小型船舶だって持っててほしいくらいです。ホントかウソか、某有名アート企画会社では、入社試験にビールケース持って走る体力測定をやったらしい。わかるわ〜!
 
知的な能力で役に立つのは、そうだなぁ、ネイティブくらいに英語が使える (読み書き両方) とか、死ぬほどコンピュータが得意な上、さらにプラスアルファがなんかある、とか。その他の使える能力としては、銀座のクラブでNo.1みたいな接客の実力? それと、一部上場企業の社長令嬢あるいは令息とか (運も実力の内) ……。そのどれにも当てはまらない人は、やっぱり体力だなっ! アートへの愛? そんなのあって当たり前。この業界で求められる人材を、大学も学生ももっとリサーチした方がいいですね。でも、このハード・ワークを乗り切るのに一番必要なのは、やっぱり若さだと思います。アート以外の社会経験も必要ですが、アートのプロになるなら、やはり若い時からのアートにおける鍛錬が不可欠。例外はあるけど、あくまでも例外だし、その例外の人は、必ずアートに役立つ強力な蓄積 (人脈・経済力・特殊な知的能力及び多彩な人生経験、時にはそのすべて) があるわけで、同じに考えない方がいい。若いということはそれだけでひとつの武器です。でも、すぐに年取るからね。若さを武器にする折には、くれぐれも方向性だけは外さないでくださいまし。20代というのは、とってもとっても大切な時期です。老婆心ながら。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/
  南川祐輝展『おひるねハウス』 10月2日〜12月5日開催中

岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
岡崎市美術博物館  『江戸のシュールでリアルな美 驚きの浮世絵』 /制作・図録編集/
  2004年10月28日〜11月28日開催

愛・地球博フレンドシッププレ事業 『スウェーデン・デイ+スウェーデン・ナイト』 /企画・制作/
  2004年12月11日開催 於:岡崎市シビックセンター

岡崎市シビックセンター 子どもワークショップ/企画・制作/於:岡崎市シビックセンター
  「たのしい楽器をつくってみよう! 〜オーストラリアの民族楽器ディジュリドゥ〜」 2004年11月23日開催
小川信治展 『家族の肖像』 展覧会制作・カタログ編集/2005年1月19日〜2月18日開催予定
  於:名古屋大学博物館

 

 
     
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