Office Matching Mole on the Web
オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 52


本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Bottom
 週刊 モグラ屋通信 第126号 2005.11/2  

昨日からスタートした東京 銀座松坂屋 の7階催事場で開催されている 『Dr.JAZZ 内田修 ジャズコレクション展 (11月8日まで) の展示コーディネートのお仕事のため、池田&山口コンビは東京出張。私はひとりさびしくお留守番……、ではなく、各種締め切りで顔面蒼白の状態でした。最大の危機は脱したものの、まだ当分デスクワークは続きます。
 
さて、ほかのふたりが銀座でお仕事をしている間、私はデスクワークの合間を縫って岡崎市に隣接する額田町 (ぬかた、と読みます。「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」で知られる額田大王と同じ読み方) に行って来ました。モグラ屋の事務所から40分ほど車で走ると、そこは深い山林が続き、鹿やイノシシが出没する野生の王国。町に入るとそれだけで森林浴している気分になります。現在、額田郡額田町と呼ばれるこの町が、2006年正月元旦に岡崎市と合併することになったため、その記念事業の一環として11月20日に額田町役場で 松岡徹ワークショップ が開催されることになりました。
 
1年間、のんびりしたスペインで充実した生活を送った松岡ですが、帰国からこっち、怒涛の制作ラッシュが続いています。普通「こういう過密スケジュールはどうよ?」と思うところですが、「アーティスト人生の中で、こういう時期があってもいいんじゃない? それに若いんだからさっ!」ということを言うのはたいがい私なんですね。あはは。で、上に書いたワークショップは、合併記念モニュメントの制作にリンクする内容になっています。モニュメント制作は、もちろん、松岡徹。なんと、1月には除幕式があるんですって! そして、年内に某美術館でのグループ展 (プレス発表がまだなので、告知は来週くらいにいたします) 、年が明けると佐久島でのアーティスト・イン・レジデンスとそれに続く展覧会、さらに春先にもいろいろあって、初夏にはまた別の美術館で展覧会が控えております。まるで売れっ子アーティストみたい(笑)!
 
派手さやとんがったところはない松岡の作品世界ですが、ある意味、彼の作品こそ、先の見えにくい今の時代に必要なんじゃないかと感じます。松岡は、注目されるとか売れるとかにかかわりなく、着実に制作と発表を続けてきたし、美術業界の流行りに、見苦しくまどわされることなく淡々と自分の世界をつくりあげてきました。岡崎生まれの徳川家康が配下の武将たちの特性を問われて 愚直 と語ったのは、ここ地元岡崎限定で有名な話です。謹厳実直、どちらかといえば地味。殿様のためなら命も投げ出して働き、下克上のような野心はない。が、一向一揆でも知られるように、ここ一番で己の筋を通すためなら、殿様にも弓を向ける度胸と根性がある。トヨタ自動車がこんなに大きくなったのも、と新しいもの好きの遠州人、頭の切れる近江商人、勤勉な三河人のバランスがよかったからなんじゃないかな? 松岡にも三河武士的気質が多く受け継がれていることよなぁ。よしっ、全国制覇じゃっ! うふっ (と、笑ってごまかしたりしてみたりする)
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/10月3日更新
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
銀座松坂屋 Dr.JAZZ 内田修 ジャズコレクション展 展示コーディネート担当/11月2〜8日開催
新岡崎市誕生記念事業モニュメント・松岡徹ワークショップ   企画・制作担当/11月20日開催
岡崎市シビックセンター 子どもワークショップ
 谷崎テトラ “みんなで「地球のうた」を つくってCDにしよう!”   企画・制作担当/11月23日開催

まちづくり講座 『地域資源の再発掘とまちづくり〜アートによる地域産業活性化事業の事例から〜』
  講師担当/11月25日開催

 

本日の担当:山口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Top
Bottom

 
 週刊 モグラ屋通信 第127号 2005.11/16  

ここ最近のモグラ屋は、山や海やブランド街へとお出かけばかりしていました。といってもこれはバカンスの話ではなくお仕事の話。岡崎市と額田町の合併記念事業 の準備 (山/担当:内藤/子どもワークショップ) に、佐久島での アートガイド大作戦 (海/担当:内藤&山口/アートイベント) に、東京銀座松坂屋での『Dr. Jazz 内田修ジャズコレクション展 (ブランド街/担当:池田&山口/展示コーディネート ※写真左) などなど、おかげさまで忙しく毎日を過ごしていましたが、忙し過ぎて私以外の社員全員 (社長と副社長) が体調を崩し、けれども休むことができず、栄養ドリンクを箱買いしてグビッと飲みながら仕事をこなすという涙ぐましい日々を送っていました。その頑張りのご褒美として、先日、一泊二日で 横浜・熱海へ社員旅行 に行ってまいりました。
 
この旅の一番のお目当ては、やっぱり温泉! じゃなくて (とも言い切れないけど) 、この時期のアートイベントといえば 横浜トリエンナーレ2005 (通称:横トリ) 見学で、1日目は横浜へ。朝早く事務所を出発し、お昼頃横浜へ着いて早々、まずは中華街へ行き、おいしいお粥屋さんで腹ごしらえ。その後、乙女心をくすぐるキッチュでかわいい中国雑貨を誘惑にすぐ負けていろいろ買いながら横トリ会場へと向かいました。港という土地柄にマッチしたコンテナでできたキップ売り場と入口ゲートをくぐっていざ出発。この日の天気は、文句なしの晴天で、入口からメイン会場の倉庫まで続く約700mのプロムナード頭上に設置されたダニエル・ビュランの紅白ストライプの旗が、真っ青な空を背景にしてとてもきれいにはためいていました。メイン会場には約60点のいろいろなタイプの作品があり、とても面白かったです。
 
1つ1つの感想は省きますが、作品の量と会場の広さも、足がパンパンになるくらい歩かなくてはいけないほどでもなく、作品が規格のブースに区切られて狭苦しい感じという訳でもなく、満足度の高い内容でした。作品以外の部分でも、海を見てゆっくりできるように、景色のいい野外にイスがたくさん用意されていたり、コンテナから海を眺められるようにしていたり (※写真上/「おひるねハウス」効果が楽しめました) 、港という場所に合ったもの (コンテナや船など) が多数使われているのが、とても良いなあと思いました。この日は宿が熱海だったので、あまり滞在時間がとれなくて急ぎ足で見なければならなかったけれど、またゆっくり、今度は夜景がきれいに見えるロマンチックな時間帯に来たいです。
 
その後、横トリ会場の近くにある、まるで船のような変わった形をした建築の 横浜国際客船ターミナル と、BankART 1929 で横トリのボランティアが宿泊することを前提にしてつくられたという面白い試みの作品を駆け足で見学。もしこれから横トリに行かれる方がいたら、この2つも巡られることをおすすめします。これでこの旅のアート体験は終了し、この後は熱海の宿でゆったり温泉につかって疲れを癒しました。 次の日は、熱海と言えばココ (誰が言った?) ! という熱海秘宝館へ女3人で行ってきました。予想通りにくだらなくて、笑えましたよ。そしてそして最後のお楽しみ、リフレクソロジー (つまりエステ。宿泊したホテル内の“たかの友梨ビューティーサロン”) を受けて、とてもいい気持ちになって帰途につきました。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/開催中
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
新岡崎市誕生記念事業モニュメント・松岡徹ワークショップ   企画・制作担当/11月20日開催
岡崎市シビックセンター 子どもワークショップ
 谷崎テトラ “みんなで「地球のうた」を つくってCDにしよう!”   企画・制作担当/11月23日開催

まちづくり講座 『地域資源の再発掘とまちづくり〜アートによる地域産業活性化事業の事例から〜』
  講師担当/11月25日開催

おかざき世界子ども美術博物館 『バルーンアートの世界展』  企画・制作/12月2日〜2006年3月5日開催
 

本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Top
 週刊 モグラ屋通信 第128号 2005.11/28  

とりあえず数日ごとにイベントだのレクチャーだの現場立会いだのが押し寄せていた危機的状況は脱した (私だけ) 。 今度は池田が おかざき世界子ども美術博物館 『バルーンアートの世界展』 の作品搬入直前パニック状態である。がんばれ、ちかちゃん!! しかし、この1週間はモグラ屋にしてはかなり忙しかった。まず、11月20日に額田町という山の中で松岡徹のワークショップがありました。担当はワタクシで、左写真は、子どもたちと探検した“おおだの森”をボランティアで管理しているおじさんから、山についての話を聞く子どもたちと内藤です。
 
古くなった丸い木の実を「これって鹿のフンじゃない?」とか、子どもたちの視点っておもしろい。実際に鹿がいる山だから出た発言なんだけど……。どの木の実が食べられるか知ってる子もいて、街から来た子どもに教えてたりして、みんなで木いちごとかばくばく食べてるし。佐久島でも感じましたが、自然の中で育った子どもたちの知恵を感じました。都会には田舎とは別の生きる能力が必要だけれども、とりあえず、ライフラインが壊滅状態になった時、この子らはちょっと能力高いかな、とか思います。
 
森でのワークショップが終わった3日後の11月23日には、街の中にある岡崎市シビックセンターで谷崎テトラ + ライの音楽ワークショップ “みんなで「地球のうた」をつくってCDにしよう!” が開催されました。森のワークショップに引き続き天候に恵まれ、小春日和の屋外でまずいろんな音を聴きました。右写真は、集まった32名の子どもたちにワークショップの説明をするMC山口です。岡崎中のいろいろな小学校から集まってきた子どもたち、ホントに元気いっぱいで、腕白でたくましく育ってる子多数。
 
次に会場を室内に移して、ネイティブアメリカンの言葉なんかを子どもたちといっしょに音楽にしました。子どもたちを3つのグループに分けて、輪唱したりも。テトラさんチーム、ライちゃんチーム、そしてちかちゃんチーム。写真はチームの子どもたちといっしょに歌っている池田。山口も子どもたちの盛り上げ役で大活躍。内藤は、受付とビデオの記録撮影&腕白すぎて暴走する男の子を締める係。
 
どちらのワークショップも、子どもパワーが炸裂してやっている私たちにとっても面白い経験でした。ワークショップのリポートはいずれまた。本日は、働くモグラ屋スタッフを写真で紹介させていただきました。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/継続中
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
おかざき世界子ども美術博物館 『バルーンアートの世界展』 企画・制作担当/12月3日〜2006年3月5日開催
新岡崎市誕生記念事業モニュメント 企画・制作担当/2006年1月7日除幕式
 

 
     
モグ通 BEFORE     モグ通 NEXT
 
 
 週刊モグラ屋通信 目次へ    TO HOME  

 オフィス マッチング・モウルへのご連絡、お問い合わせは E-mail/office@m-mole.com へお気軽にどうぞ