Office Matching Mole on the Web
オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 44


本日の担当:山口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第103号 2005.2/3  

今年も旧暦で動くオフィスマッチングモウルは、節分の本日、社員総出 (3人) で恒例の初詣へ行ってまいりました。行き先は一昨年、昨年に引き続き、事業発展、出世開運のご利益が評判の、岡崎市内にある伊賀八幡宮です。マッチングモウルの初詣先は毎年、社内で霊感・念力系の能力が突出して高い池田が、カンで決めます。ここは池田が非常に引かれる場所だそうで、そういった能力はさっぱりだけど、信じる力はとても強い他の2人は迷わずついていきました。
 
大きな鳥居の真下の、神聖な場所にいいのか? と疑問に思う駐車場に車を止め、鴨がのどかに泳ぐ川を橋で渡ると、なにやら人の掛け声らしきものが聞こえてきました。おお、きっと節分の豆まきをやってるんだ、風情があるなあと思っていたら、木の影からゴミ回収車ときびきびと動く回収員の姿が。声の主はこの人たちだったのか……。ああ、素敵な勘違い。気を取り直して、急な階段をのぼり、門をくぐると、本殿に到着。この本殿とその前の石橋は国の重要文化財というだけあって貫禄があります。早速それぞれ真剣にお参りをしました。 写真/立派な本殿の前で今年もよろしくのご挨拶する池田
 
その後、久々のモグラ屋記念撮影。池田は本殿の前、私は節分会場案内看板前、内藤はさざれ石の前で撮影。余談ですが、“さざれ石”って皆さんどういう石か知っていますか? わたしは今日内藤から聞いて初めて知ったのですが、細石と書いて字のごとく小さい石のことを指すそうです。国歌にある「さざれ〜い〜し〜の〜」って小さい石が大きな岩になってそれが苔むすまでってことだったんですね。これ、知らなかったのは私だけではないですよね? ね?  写真/おみくじの内容もマイペースな山口
 
話をモグラ屋の初詣に戻します。お参りの後に、これまた恒例の、事務所用御札と個人のお守り (内藤、山口は“勝守り”を、今年の運勢を漢字で表すと「財」ということになっているらしい池田は“金守り”を) を手に入れ、おみくじを引きました。その結果は、内藤が吉、池田が中吉、山口が末吉。運勢も年功序列というわかりやすい結果でした。私は「焦っても良い結果はでない」という感じの、年始におこなった怒涛の初詣ツアーで引いたおみくじと同一内容で、ここまで一緒になることに驚きつつ、「計画的に考えよ」という戒めのお言葉がグッと心にきました。今年は何事も「計画的に」行動することを心がけます。
 
みなさまには、はじめはご迷惑をおかけするかもしれませんが、最後は必ずやメキメキと力を発揮しお役に立ちます (とおみくじは言っています) ので、どうか長い目で見て、今年もお付き合いください。 帰り道、伊賀八幡宮前の川沿いの岡崎城までずっと続く桜並木を見ると、ここは桜の季節になるとそれはそれはきれいだと内藤が教えてくれました。どの町にもきっと桜の名所はあるかと思いますが、岡崎も岡崎城周辺の川沿いには、見事な桜が咲きます。その風景を想像したら、早くお花見の季節が来ないかなあと思いました。 写真/すでに“巌”となりつつある“さざれ石”前の内藤
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 企画・制作
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
『家族の肖像』 ― 分岐する世界と統合する意識 ― アーティスト小川信治と11人の名大生によるコラボレーション
  展覧会制作/2005年1月19日〜2月18日開催 於:名古屋大学博物館

 

本日の担当:池田
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第104号 2005.2/16  

原稿を書くことがけっこう多いアートマネジメントの仕事。でも正直言って、私は原稿書きがほんとうに苦手。「得意です!」って言う人もあまり聞かないけど、この業界では文章能力が無いとやっていけないのも事実。みずからあえて言葉を発しないアート (全部とは言いませんが) だからこそ、その静かな魅力を言葉で分かりやすく伝えなくてはらないし、ときには人を説得しなくちゃならない。
 
なのに何を間違えたかこの業界に入ってしまった私。小学生のころから作文と器械体操は死ぬほど嫌いだったのに……。それだから今でも原稿書きのたびにひーひー言って、しめ切り直前は人さまにお見せできないような姿でパソコンに向かっている始末 (パジャマで髪ボサボサ、椅子の上にあぐらかいてお菓子ぼりぼりとかね) 。ほんとうに悲惨。そんな私がそれでもなんとかギリギリ仕事になっているのは、周囲のアドバイスとささやかな日々の積み重ねなんでしょう。
 
私の経験上、文章が書けるようになっていくことは、筋肉トレーニングの積み重ねに似ていて、しょっちゅう書いているとわりとスムースにこなせるけど、しばらくサボるとまるでダメ。なんていうか感覚が鈍るっていうか。身体が思うように動かないっていうか。
 
そんなときにありがたいのが周囲の助言。身内で褒めるのもなんですが、とくにうちの内藤は文章が上手いし速い。私の良きお手本であり心強いアドバイザーです。自分の文章って客観的にみれないことが多いから、冷静な読み手が近くにいることはありがたいものです。宣伝もかねて言わせてもらいますが、マッチング・モウルのウェブ上の文章はすべて内藤が原稿を書いていて、どれも読みごたえあり。一般向けの雑誌にすら、難しい言葉を並べて結局何を言いたいのか分からない文章が多いアートの世界で、アートをよく知らない人にもアートを理解してもらえるよう意識的に言葉を選んでいる。というかそれが自然にできているというか。どうなんでしょうか?  美和さん。その自然な言葉が自然に伝わってくる感じ、それがきっと読者にとっても心地いいのだと思います。最終的には言葉への愛なのかな。 言葉を大切にすることはもちろん、テーマやメッセージがあること、それから誰に向けて何のために書いているのかが明確でないと生きた文章にはならないんだろうな、当たり前のことだけど。
 
ということで、このごろ筋トレをサボっていた私は深く反省し、久しぶりに詩集なんぞ読んでみようかしらなんて思ったりして。好きな詩人は何人かいますが、若いころはやはり寺山修二や宮沢賢治なんかで、落ち着いてからは八木重吉なんかが好きです。詩が好きだなんて気恥ずかしくあまり話したことはないんだけど、とくに気に入っている詩をひとつ。
 
  わたしでもなく
  わたしをうごかすものでもなく
  ふしぎなる両生のせかいの
  いちばんやわらかないちばんはじめの
  こころおどるいづみからものを云ひたい
 
  八木重吉
 
ところで、久しぶりに柔軟体操をして身体の硬さに愕然。筋トレといってもほんとの筋肉の話。年齢を感じます。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 企画・制作
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
『家族の肖像』 ― 分岐する世界と統合する意識 ―
  アーティスト小川信治と11人の名大生によるコラボレーション

  展覧会制作/2005年1月19日〜2月18日開催 於:名古屋大学博物館

 

本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第105号 2005.2/21  

先日、仕事で使っているノートPCが壊れた。失ってみて、はじめて解るホントの大切さ……。結局原因は不明のまま、小社がいつもお願いしているその道のプロに直していただいた。しかし、コンピュータ1台が使えないだけで、ほとんど仕事がストップしてしまうことの恐ろしさよ (何度目かだけど) 。5日もメールをチェック出来ないと思いなせぇ、こりゃ、たいへんなストレスなのでございます。一体、いつからこんな状況になってしまったのだろうか?
 
個人的には通信環境につながってから10年。コンピュータを使い始めてからはかれこれ15年くらいになるし、ウェブサイトだって10年は作ってる。一般的な日本人としては比較的早く長いコンピュータとの遭遇だろう。にもかかわらず、私ほどコンピュータについて学習できていない人間がいるだろうか? いや、おるまい。って、自慢にならない。最近は、何か新しい試み (たとえば簡単なソフトをインストールするとか) をしようとするたびに、何かしら問題が発生し、さらにはかなり深刻な状況へと追い込まれる。かつて、「コンピュータをさわるなら最低限の知識を持て」とあまたまわりの友人知人から指導を受けたが、結局「プロにお任せするのが一番」というのが、現時点での私の結論なのである。
 
たしかに、コンピュータに詳しい友人知人および家人にタダであれこれお願いすれば経済的なストレスは軽減されます。でも、親しき仲にも礼儀ありと昔の人もいったように、あんまり周囲に甘えていては、経済とは違うストレスが溜まります。「持ちつ持たれつ」といいますが、持たれてばかりというのは、自立した現代女性 (← 古風な言い回し) としてどうよっ? という部分があり、結局「信頼できるプロに対価を払って仕事として依頼」というのが、一番よい方法と思えるのです。
 
そんな風潮がこの国で一般的になれば、私たちの仕事もやりやすいのになぁ〜、という下心を透けて見せることが今週のモグ通のテーマではありません。結論は、たまにはコンピュータのない生活もいいもんだ、ということ。そのココロは、溜まりに溜まっていた名刺の整理やデスク周辺のお掃除がこの機会にさくさく片付いたから! コンピュータが壊れる前にやれよ、というツッコミはなしということで。 写真/比較的片付いている時の内藤のデスクに鎮座するのは、半年前に購入したのに最近やっと使い出した(なぜだろう?)専用機DELLのノート。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島』 企画・制作
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
 

 
     
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