Office Matching Mole on the Web
オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 61


本日の担当:内藤
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第140号 2007.6/12  

ご無沙汰しました。年賀状と初詣ネタの後、半年近く更新をサボっていて、またもや「マッチングモウルもついに潰れちゃったか?」と思った方も少なくないはずだ。うん、普通思うよね。幸か不幸か、諸状況はまだ我々に働けと云うので、有限会社オフィス・マッチング・モウルは、引き続き佐久島で潮風に吹かれまくり陽に焼けまくる今日この頃です。
 
その間、4月16日に私の古巣であり、アートにまつわるあらゆる修行の場であったノブギャラリーのディレクター、鴨下さんが病気のために亡くなり、その実感が湧かぬままに、小社が事務局となって 『ノブギャラリーと作家たち ― 鴨下延弘追悼展 ― 』 を現在開催中です (6月17日まで) 。9日には偲ぶ会もおこない、鴨下さんと親しかったアーティスト、コレクター、友人、美術関係者など150名ほどが集まり、鴨下さんの思い出を語り合う場を持ちました。このような内容の展覧会や集まりの仕切りなどしたくはなかったというのが本音だけれど、こういう場が旧交を温めたり何か次に繋がる出会いを生むのだとしたら、それもまた良しなのかもしれないです。上の写真は会場のようす。本当にいい作家が多いなと今更ながら。鴨下さんのご冥福を静かに祈る。 (写真右上は幻に終わった柴田英年展出品予定作品。岡崎高校の制服着た等身大フィギュア)
 
   

追悼展の準備は池田や山口も活躍してくれた。展示の途中、会場である葵丘ギャラリーの前にあるカフェでランチをとるモグラ屋のみなさん (笑) 。素敵なカフェでしょ? でもここ、駅 (名鉄東岡崎駅。名古屋駅から30分弱) から徒歩2分のとこにあるの。ここだけ別世界という感じで、有機なフードを満喫です。展覧会は6月17日(日)まで開催中につき、ぜひお運びくださいませ。土、日は暇見て顔出す予定です。
 
さて、では最後に佐久島のアート・プロジェクトの状況報告。今年度前半は 島さわぎアート祭り と称して、とにかくワークショップやアート・イベントが目白押し。すでに、作品解説付き アートお掃除ピクニック や、全3回で開催した、酒井美圭ワークショップ『花々プロジェクト 1〜3』 は好評のうちに終了。今月中に 松岡徹ワークショップ『祭り舟をつくろう! 1』猫野ぺすかワークショップ『消しゴムハンコをつくろう』 が開催され、7、8月も祭りだアートだと引き続き盛りだくさん。それぞれ、参加者大募集中なので、ふるってご応募くださいまし。というわけで、写真は8月に1ヶ月間のアーティスト・イン・レジデンスを控えて、制作準備で6月10日に佐久島に渡ったアーティスト・平田五郎、ダチョウと遊ぶの図。 (島内の居酒屋さんがダチョウを飼いはじめたのです。フラワーロード沿いで会えるよ)
 
平田五郎の大葉邸制作は実に2年振り。1ヶ月間、また平田さんと一つ屋根の下で苦楽を供にするかと思うと感激で泣けてきます!! この感動をいっしょに分かち合いたい、というガッツのある方は、オフィス・マッチング・モウルまですみやかにご連絡ください。得るものは少なくないはずである。多分……。
 
小社に就職希望とか問い合わせてくる学生とか少なくないわけだが、こういう機会にガッツのあるとこみせとかないと、ダメよね。気力、体力&社会性がないと「地域とアートをむすぶ」な〜んていってるアート・マネジメントの現場なんて勤まらないという現実を体感しとかないと。某美術館の某学芸員氏もキュレーターに必要なもの=体力とか言ってたっけ……。前も書いたけど、某同業者(うちよりずっと大手)が就職試験にビールケース運ばせたのは紛れもない事実であるよ。私には知力がある? 知力!? あなた東大でも出てますか? そのくらい知力があるなら多少体力なくてもよしとさせていただきますが、たかが大学生の知力なんて知れてますので、びっくりするほど偏差値が高いわけじゃない大学で学んだ程度でアート・マネジメントが知的なお仕事なんて妄想している方は小社の場合すみやかにお引取りいただきたいと考える次第でございます。学生時代に自分の知性や教養がたいしたことないと痛感する体験のないこと自体、もう駄目なのだ。その人は本当の天才か単なるモノ知らずで、現実には圧倒的に後者なんだよね、これが。形而上学的な命題に我が身を削るように脳みそを振り絞ったことのない人間は、知力だの言わずにまず己を知りましょう。気力、体力&社会性だけでも、持っていればかけがえのない特性です。あんまりいないからね。それに、ホンキで頭使うにはやっぱり体力いります。あと、「アルバイト募集してますか?」とか電話で問い合わせてくる人、あなたは自分がお金をもらえるに足るどんな特性を持っているか、100字以内でまとめて提出してください。話はそれからだ。まぁ、こんなこと書いているくらいだから、新たな人材を探していると考えていただいて構わない。だけど、探しているのは人材なので、そこのところよろしく。
 
ちなみに、山口はマッチングモウル至上最悪に過酷なレジデンスを生き抜いた勇者なのである。当時ハタチだった。女の子なのにぃ……。さて、彼女に続く人材はいるのだろうか? チャレンジャー、カモン!
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2007 祭りとアートに出会う島』 企画・制作
岡崎市シビックセンター 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート/継続中
ギャラリー葵丘 『ノブギャラリーと作家たち ― 鴨下延弘追悼展 ― 』 事務局/2007.6/5〜6/17開催中
パシフィコ横浜 『第65回世界SF大会 Nippon2007』 小川信治紹介展示企画・制作/2007.8/30〜9/3開催予定
おかざき世界子ども美術博物館 『ぼくらの宇宙展』 企画・制作/2007.12/1〜2008.3/2開催予定
 

 
     
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