三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島
 
 
 
設楽知昭ワークショップ 『絵箱』
 
写真リポート
設楽先生から参考図版を見せてもらう子どもたち
裁断された紙               水性マーカーをもらいます
描き出しはちょっと悩んでしまう子どもたち
イメージが固まる、どんどん世界が広がります。
体育館に寝転んで絵を描く子どもたち。
設楽先生からアドバイスをもらいます。
紙を立体にして、箱型になった絵のようすを確認します。

『絵箱』を持って記念撮影する佐久島小・中学校児童、生徒のみなさん
 
 
【関連情報】
 設楽知昭展『佐久島の恋 ― FOLIOS ― 』
 『佐久島の恋 ― FOLIOS ― 』写真リポート1
 佐久島の恋 ― FOLIOS ― 写真リポート2
 『佐久島・夏休みの宿題 『絵箱』 おでかけ展覧会 写真リポート
 白土舎 設楽知昭 FOLIOS
 白土舎 夏休み・佐久島の宿題「絵箱」
 
【同時開催】
 弘法巡り+アート・ピクニック2004
 となりのおみせ プロジェクト


■ 開催日/2004年6月17日
       午後1:30〜3:30

■ 会場/
  佐久島小・中学校体育館

■ 講師/設楽知昭
■ アシスタント/
近藤千草
(愛知県芸大学院油画専攻2年)
水野直子(愛知県芸大学院油画専攻2年)
 
 
 
◆ ワークショップ『絵箱』
 
裁断された紙をもらいます。折りたたみ、クリップで仮止めして,箱状にします。閉じたり開いたりしながら、描きます。。
 
佐久島での日常を、想像も含めて描きます。自身が見る視覚世界を正面のみならず左右、上面も含めて想像します。自分自身を登場させて描きます(自分の姿、行動を客観視する)。時間も含め、移動する視点を想定します。
 
シタラ先生から、参考図版を見せてもらい、ヒントにします。「フレネルレンズ視」(設楽知昭版画集)、「スクロベーニ教会フレスコ壁画」ジョット、「カタコンベ」など。
 
水性マーカーを、1セット(18色)をもらいます。足りない色は、共有の36色セットから選びます。形と色を同時に考えながら、描きます。なるべくすき間が出来ないように、一所懸命、塗り、描きます。
 
アシスタントの先生から、色の重ね方や混色の方法、濃淡の出し方などを教えてもらいます。
 
友達の絵の描き方をあまり気にしないで、自分のやり方を見つけます。どうしても、直したいところがあったら、先生に相談します。正面、左右、上面の4面を埋めつくすのは、大変ですが、完成までがんばります。最後に、先生のアドバイスをもらって、完成です。
 
裏面に、題名、学年、名前、身長を書きます。
 
絵箱を持っているところを写真に撮ってもらいます。
 
設楽知昭による佐久島小中学校でのワークショップの成果を、名古屋の画廊「白土舎」で展示します。
(企画・構成:設楽知昭)
 
 
 


 
◆ ワークショップの難しさと楽しさ
 
設楽知昭によるワークショップ『絵箱』は、これまで佐久島で子どもたちを対象におこなってきたワークショップの中で、たぶん、子どもたちにとって越えなければならないハードルが、もっとも高かったのではないかと感じた。
 
描かれる絵のテーマは「佐久島での日常を、想像も含めて描く」こと。きまりとしては、その中に「自分自身を登場させる」。ここまでは、そんなに難しい課題ではないだろう。ただ、絵を描く紙は組み立てると箱型になり、絵はその内側に描かれる、という特殊な状況が、子どもたちの頭を悩ませたようだ。
 
本当に悩んで、ワークショップの時間内にほとんど手が付けられなかった子どももいた。絵を描くことを単純に楽しめる子どもは、さほど抵抗なく、テーマに沿って普通の画用紙に描くのと変わらないようすで描き、途中、箱型に組み立てては全体を確認して、また描き続ける。
 
逆に、「箱型になること」を第一に考えて描く子どもも何人かいた。彼らもテーマに沿って描いてはいるが、どうもその興味は、空間や連続性の方にあるように感じられた。
 
設楽知昭のワークショップで改めて感じたのは、ワークショップの難しさと面白さだ。わいわいと楽しく体験できるワークショップというものもあるが、今回のように、やや高いハードルに子どもたちを戸惑わせるワークショップもある。けれど、本来、アート自体がそういうものではなかっただろうか? 自分の視点と異なる視点で捉えられた世界を、自分のものにしていく喜びがアートにはある。
 
今回のワークショップの成果は、名古屋にある白土舎の協力により、8月24日から5日間、 画廊に展示されることになった。楽しんだり、悩んだりして完成した自分の作品が、たぶん彼らが見たこともないようなホワイト・キューブの中に並んでいるのに出会うのは、どんな気持だろうか? そっと感想を尋ねてみよう。
(文責/オフィスマッチングモウル 内藤美和)
 

 おでかけ展覧会
 
 佐久島・夏休みの宿題 『絵箱』  
 会場:白土舎
 名古屋市中区錦1-20-12 伏見ビル地階
 地下鉄東山線伏見駅 9番出口すぐ

 TEL 052-212-4680
 URLwww.h3.dion.ne.jp/~hakuto/  

 会期:
 8月24日(火)〜28日(土)
 11:00〜19:00
  

2004年度全記録
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

『絵箱』オリジナルTシャツまで作ってきちゃった設楽先生です。
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