三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2007 祭りとアートに出会う島
 
 
酒井美圭ワークショップ
『花々プロジェクト』 写真リポート 1
 
会場には酒井先生のサンプル作品が展示   謎の材料。これは何?
 
酒井先生からプリザーブドフラワーについての丁寧な説明。手にとって観察
 
佐久島が大好きな酒井先生と、材料になる花を島内へ探しに行く参加者たち
佐久島の女性は花が大好き。どこの家でもたくさんの花を育てています
 
  集めてきた花を選ぶ参加者のみなさん。花のワークショップは会場も華やか
 
 

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【関連情報】
 酒井美圭ワークショップ 『花々プロジェクト』 開催のお知らせ
 『花々プロジェクト』 写真リポート2
 
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2007
 となりのおみせ プロジェクト 2007
■ 酒井美圭ワークショップ
   『花々プロジェクト』 1
■ 開催日時/
  2007年5月13日(日)

  14:00〜16:30
■ 参加者/13名
■ 集合場所/弁天サロン

 
 
 
なぜプリザーブドフラワーか?
 
「保存する」という意味のプリザーブド。プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な溶液に浸して長期間美しさを保つことができるフラワーアレンジメントのひとつです。「なんか佐久島でプリザーブドフラワーなんて都会のカルチャーセンターみたいで似合わないんじゃないの?」なんておっしゃいますな! 佐久島で開催するワークショップは、別に「素朴」だの「土着」だのを目指しているわけじゃあございません。そのココロは?
 
三河・佐久島アートプラン21の標榜する「祭りとアートに出会う島」では、「祭り」は伝統や歴史、そして佐久島そのものを、「アート」には現代や佐久島ではない場所、都会を、アーティストにはマレビトのようなイメージを描いています。アートによる佐久島の活性化事業は、古いだけでも新しいだけでも、佐久島だけでも都会だけでもない、両方を同時に視野に入れ、化学反応を起すことが大切だと考えます。だから、素朴な佐久島の花々が、最新のプリザーブドフラワーに変身!! というのは大いに「アリ」なのです。佐久島のおばちゃんたちにも(お嬢さんたちにも)、ガンガン挑戦してもらいましょう、流行モノに!
 
永遠に美しく?
 
とはいえ、花をテーマのワークショップを開いた一番のきっかけ、それは佐久島の女性たちがとても花を愛しているからです。たぶん最初はお墓や仏壇にお供えするために畑の一角に育てはじめたのでしょう。島のお墓に行くと、お盆でもお彼岸でもない普通の日、ほとんど一年中美しい花で飾られていて驚くばかりです。でも、女性はやはり花が好き。いかにもなお供の花だけでなく、好みの花をどんどん増やしていて、どの畑にもけっこうおシャレな花がいっぱいです。
 
そんな花好きの佐久島の女性たちが参加した今回のワークショップ。講師は名古屋で活躍するフローリストの酒井美圭さん。はじめて見る人も多かったプリザーブドフラワーに参加者たちは興味津々。講師の酒井先生からプリザーブドフラワーについてくわしい説明を聞いたあと、実物を観察しました。作って何年も経っているという見本の作品は、花びらがまだ柔らかく、まるで生花みたいです。「おおっ、これはすごいね」とみんな感激。自分たちもこんな風にできるのかしら?
 
お話のあと、参加者は酒井先生といっしょに弁天サロンを出て、島内に花を探しにいきました。こうやって、教室を出てすぐにお花をつみに行けるなんていうのも、佐久島のすばらしいところですよね。実際にさまざまな種類の花を前に、プリザーブドフラワーへの向き不向きや、加工するための花を切る注意などを教えてもらいました。摘んだ花は数日間溶液に漬け、その後乾燥させます。さて、次回のワークショップまでに上手にプリザーブドされているのでしょうか? 乞うご期待。

(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 2007年度全記録
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

佐久島で見つけた花々は色鮮やか
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