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松岡徹のバルセロナ日記 01


2004.9/8


どうやら無事にバルセロナ生活が始まりました。こちらには日本でも時々展覧会をしているジャウマ・アミゴー、越後妻有トリエンナーレに毎回参加しているリュイス・サンスのところで居候の予定です。何度も来てるので知り合いもいて、制作場所もしっかりあっていい所です。今のところ、ゆっくり制作したいので展覧会の予定はないのですが、可能性としてパリで展覧会をすることになるかもしれない。パリとセネガルでアートプロジェクトをする話もあります。帰国後のプロジェクトもいくつかあるので準備しなくては行けないこともあるし、結局ゆっくりできそうにないのかもしれませんが、生活が制作中心でいられそうで楽しみです。
 
さっそく初日からこちらのペースにはまり、2日前まで自転車で友人のリュイスと小さな村まで行きました。電車で一時間半、自転車で20キロくらいの行程で、運動不足と時差ボケでとにかく疲れた。なんといっても自転車にしっかり乗るなんてもう10年もなかったと思う。しかも山道! 途中山の上のお城を横目で見ながら(余裕もない)いつまでも続くのぼり坂を「自分は何しにきたんだろうか?」とマラソンランナーのように体力の限界に挑戦したのです(成り行きで)。年齢のこと、体重のこと、いろいろ恨みました。
 
着いたアルビシャスの町はいいところでした。伝説では魔女がいた村らしいけどほんとうに美しい田舎。伝説では「その昔、村には12軒の家があり、13軒の魔女の家がある〜」というような話だそうです。9世紀頃から続く町並みや石畳の道は美しく、山や川の感じは僕の祖母の住んでいる田舎のようでした。ここに行ったのは知り合いに挨拶回りみたいなものかな。山の中でしっかり朝方までアートプロジェクトの話をしてました。そしてまた自転車に乗ってバルセロナに帰り、いうまでもなく今日、筋肉痛になりました。
 
大学に行ったはずなのに? と思うかもしれません。僕もいつ大学にいけるのか、心配です。なるようにしかならない、日本のように予定が立たない国なんです。さて、今日はいったいなにがあるかと楽しみです。
 

 
 
 カタルニアの伝統料理
 ブティファラ(ソーセージ)と豆料理

 
 帰りは下りで楽だった
 
 疲れきって小さな駅でぐったり
 

 
 


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