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松岡徹のバルセロナ日記 16


2005.2/25


さて、スペイン風邪がモロッコで見事にブレンドされ、現在、残忍なまでに僕を蝕んでおりますが、さっそく、モロッコ編の続きです。番外編、改め、特別編にしました。
 
2005年2月12日
朝8時起床。モロッコ行きのため、すぐに空港に向かう。ここで日本人チームは解散。二人の大和撫子は惜しまれつつ帰国。「いいな、やつらは屋台のしょうゆラーメン食べられるのか。いいな……」と思いながらモロッコ、マラケシュ行き12時39分発AT0962便に乗り込む。
 
マラケシュ到着。いきなりまぶしい太陽。暑い。空港は小さな終着駅のよう。入国審査でちょっと手間取ったが無事入国し、ホテルへ。ホテルはプール付きで部屋もきれい。テレビがあったので日本でもおなじみのアルジャジーラ放送を見る。アラブの香り。すこし休憩してさっそくメディナ (旧市街) に。メディナの中心ジャマ・エル・フナ広場に着くと、たくさんの観光客、大道芸人、屋台が並びあらゆる民族が広場にごった返している。さっそくカフェのようなところで テをいただく。中国の緑茶にミントティーと砂糖が入っているもの。熱いままポットに入って出される。甘いけどさっぱりしてうまい。注ぐときに高い位置から泡を立てるようにするのが通らしい。
 
飛行機の疲れ、昨夜の疲れを癒しつつぼーっと広場を眺めた後、スークとよばれるメディナの中の商店街や土産物 屋、染色、鍛治屋などがつまったせまい迷路のような街に侵入。まさに巨大な迷路。どこに向かっているかも分からないままとにかく歩き回る。気がついたら夜になっていた。半日歩き回っていたらしい。どこをどう歩いたのかまったくわからない。夜10時、ホテルに戻り遅い夕食。シャワーを浴びて寝る。
 
2005年2月13日
朝9時起床。ホテル朝食をすませすぐにメディナの中に飛び込む。革製品、陶器、土産物、貴金属、絨毯などの店が並ぶ。お正月の浅草のような喧噪の中で客引きの声が飛び交う。僕には日本語で、友人たちにはスペイン語で。「オハヨーゴザーマス!」「ゲンキデスカ?」「アリガト」、中には「ナカタ!」「モモタロ!」「キャイ〜ン!」なんて言う声もかけられる。ときどき、声だけでなく行く手をさえぎられ、強引に店に連れ込もうとする人もいる。
 
しかし基本的に危ない感じはない。ちょっとうっとうしいがそのやりとりが十分楽しい。この日もほとんど買い物もせずただただ歩き回る。大きな波の中にいるようで心地よい。気づけばまた夜。足も棒のようだ。1日の最初と最後はジャマ・エル・フナ広場でテをいただき、今日を振り返る。ホテルに戻り寝る。明日はアトラスを越える旅が始まる。
 

 
 
 
 マラケシュ、メディナのジャマ・エル・フ
 ナ広場。この写真の奥にスークと言わ
 れる迷路のような商店街に続いていき
 ます。香辛料屋、木の実屋、オレンジ
 ジュース屋、屋台などがずら〜〜っと
 並んでおりました。
 モロッコで一番飲んだテ。ミントの香り
 がたまらない。お酒が駄目な国だから
 みんなこれ。
 メディナのなかへ。へまい迷路のような
 路地なのに、人以外に荷車やロバや
 バイクも行き交う。
 ぼんやり歩いていると、あっちこっちか
 ら客引きに声をかけられ、なかには手
 を引っ張ってくる奴もいます。

 

 
 
    

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