三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2003 祭りとアートに出会う島
 
松岡徹による作品説明会
『どこかおかしなウォーク・ラリー』
写真リポート





 



 

 

 

 

 
【関連情報】
 松岡徹『どこか、おかしい。』
 松岡徹『どこか、おかしい。』 写真リポート その1
 松岡徹『どこか、おかしい。』 写真リポート その2
 松岡徹ワークショップ 『不思議の佐久島大作戦』 写真リポート
 松岡徹作品説明会『どこかおかしなウォーク・ラリー』参加者募集
● 松岡徹作品説明会
『どこかおかしなウォーク・ラリー』

写真撮影:香村聖文
 
■ 開催日/2003年11月9日
  午後1時〜4時

  参加者数/45名
 
一 西港歓迎太鼓(弁天サロン)
 
うす曇の肌寒い日。「天気も良くないし、選挙の日だし、今日はあまり人は集まらないよね」なんてノンキにかまえていた松岡徹と企画スタッフ。集合場所の弁天サロンに集まった総勢45名の参加者は、嬉しい誤算。天気はイマイチだけど、元気に作品巡りにスタートしました。
 
二 宝船さちかぜ(西渡船場)
三 見えてくる(サロン近くの路地)
四 三河湾サファリパーク(石垣)
五 東をのぞむパノラマ(石垣海岸)
 
西渡船場から西集落の入り組んだ路地を、石垣(しがけ)海岸へ向かって歩きます。参加者は子どもを含む家族連れ、友達どうしのグループや恋人たち、など。作品一〜五は、目の前の風景が、のぞき箱の中で「どこか、おかしい。」状態にかわっています。のぞいた後は「わ〜!」とか「ぷっ」あるいは「わはは」という声が聞こえました。
 
 
 
六 大和屋観音(大和屋)
 
1年半ほど前までおばあちゃんがやっていた大和屋という雑貨店の店先に、不思議な仏像(?)が…。名付けて「大和屋観音」。のぞき箱だけでなく、このような立体の作品もあります。
 
 
七 ノンとビリーだ(フラワーロード)
 
「ノン」と「ビリー」は佐久島で畑や野原に生える雑草を食べるのを仕事にしている山羊。のぞき箱にも主役で登場していますが、ウォークラリーの途中で、ほんもののノンとビリーにも出会えました。
 
 
 
 
 
 
八 ただ今制作中(白浜海岸)
 
誰もいない静かな白浜海岸に、ぽつん、と置かれたイーゼルと描きかけの絵――。タイトルもまさに「ただ今制作中」というこの作品は、展覧会初日は真っ白なキャンバスでした。時折島を訪れる松岡徹によって描き進められています。でも、この日は、イーゼルの隣に打ち上げられた鮫の死体が…。左の写真は、作品には目もくれずに鮫の死体をつついて自然観察に余念のない参加者のみなさんです。でも、こういうのも佐久島でのアート・プロジェクトの魅力なのだ。
 
「となりのトトロ」に出てくるような、木々がトンネルをつくっている小道に入ると、参加者たちは思わず歓声をあげました。佐久島は歩けば歩くほど、魅力的な場所に出会うことができるのです。
 
 
 
九 いろんな主張(漁協の近く)
十 サクシマ劇場1(漁協の近く)
十一 島の王様/王様の夢(学校)
 
まるで選挙ポスターみたいな「いろんな主張」は、島の小学生が主張しています。「サクシマ劇場1」はおなじみの「佐久島体験マップ」の表紙に使った作品。その舞台が漁協近くのこの場所です。学校には「島の王様」と「王様の夢」という立体作品とのぞき箱の作品がふたつあります。立体の作品は、参加者たちの記念写真スポットとして人気。みんなで楽しく記念撮影していました。
 
 
 
十二 天神あらわる(農協の近く)
十三 島ホタル(農協裏の田んぼ)
十四 サクシマ劇場2(八劔神社)
十五 ひとやすみ(阿弥陀寺)
 
十二〜十五はのぞき箱タイプの作品。「天神あらわる」は海岸沿いの遊歩道の橋のかたちを龍に見立てて。「島ホタル」では、佐久島小学校の低学年の女の子ふたりをホタルの精に変身。神社やお寺では、いかにも作品のような不思議があらわれそうな、そんな光景がのぞき箱の中に見つけることができます。
 
 
 
十六 海神さま(正念寺)
 
正念寺では、あたまに魚を乗せた、ちょっととぼけた感じの海の神様の立体作品が展示されました。この作品、なんだか昔からこのお寺の境内にあったといっても不思議じゃないくらい、この場所になじんでいました。
 
 
十七 海の子(東渡船場)
佐久島のリトルマーメイドこと「海の子」は、東渡船場から海を見つめています。島民にもけっこう人気で、高校生の女の子から「これが一番好き」と言われたことも。ウォークラリーでもやはり記念撮影が後をたたず。
 
 
十八 むかしむかし(東渡船場)
 
「海の子」の隣に設置されたのぞき箱「むかしむかし」。のぞき箱からみえる風景は、その昔佐久島でクジラを解体したということから名付けられた「鯨切」という場所。のぞき箱を通して、時間旅行ができるのです。
 
合計18ヶ所のスタンプポイントを、予定を上回り3時間かけても回った参加者のみなさん。ちょっと寒かったけど、みんな楽しい時間を過ごせたようです。また、佐久島で会いたいな。
(文責: オフィス・マッチング・モウル 内藤)
 
2003年度全記録へ
TO HOME
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

「そんなに見つめないで」山羊のノン
All Photos Copyright © KOUMURA, Masayasu. & SAKABE, Tomomi
All Contents Copyright © Office Matching Mole Inc., All Rights Reserved.