会期 : 2015年2月28日(土)〜3月31日(火)
    野外につき無休/弁天サロン展示のみ月曜休館
会場 : ソテツの広場(西渡船場下船 徒歩25分)
    弁天サロンギャラリー(西渡船場下船徒歩4分)

森、海、空と出会う見晴台から見えるもの


作品を通して島を見つめ、考えること――。そこから私たちは新たな視点を獲得してきました。たとえば「 おひるねハウス 」や「 イーストハウス 」(2004、2010:いずれも南川祐輝)、「 佐久島の秘密基地 アポロ」(2012、POINT/長岡勉&田中正洋)――。さまざまなデザインの極小建築から切り取られた風景を眺め、波の音に耳を澄ませ、吹いてくる風を肌で感じることで、まだ知らなかった佐久島と出会ったのです。

 「アポロ」制作から3年、佐久島に新たな建築作品『北のリボン』が誕生します。場所は島の北側にある「ソテツの広場」。これまでほとんど訪れる人のなかった長らく忘れられた場所でした。30年以上前、東西に連なる森の中に遊歩道が整備され、そこに3つの広場が作られました。秋葉山展望台(撤去されて現在は跡地)、ひだまりの広場、そして今回作品の舞台となるソテツの広場です。「北のリボン」の制作を皮切りにアート・ピクニックのエリアを拡大し、島を訪れる人たちを森の中へいざなう計画がスタートします。

2本の大きなソテツの木と、古いあずまやがあるばかりの静かな空間に建ち上がった森と海をむすぶ見晴台、それが「北のリボン」です。展覧会終了後も常設作品として佐久島アートの新たな顔となる会場へ、ぜひお運びください。



「北のリボン」は西港渡船場から約2キロ。徒歩25分、自転車で10分の距離です。森の中を行くハイキングコースから訪れるもよし、北側の海岸コース(舗装道路)を自転車で走るもよし。ただし冬期の海岸コースは強風のため高波をかぶる恐れがありますので、風の強い日はハイキングコースからお越しください。ソテツの広場の位置詳細は各渡船場で無料配布中の「佐久島体験マップ」をご参照ください。


【関連行事】
作品説明会&交流会&北のリボン完成記念「餅投げ」

開催日時 : 2月28日(土) 14:30〜16:00
※会場へは14:00西渡船場に集合していただければご案内します。
会場:ソテツの広場 ※雨天の場合は弁天サロンにて開催します。

申し込み不要・参加無料

作家を囲んでささやかな交流会を開催します。お気軽にお運びください。


同時開催中

  1. 佐久島の雛まつり展
    佐久島アートピクニック 2014
    佐久島弘法巡り

    2014年度 年間スケジュール
    TO HOME