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 週刊 モグラ屋通信 第58号 2002.8/12  

先日、佐久島に行った日、全国各地でこの夏の最高気温が叩き出されていた。名古屋も38度を越していて、当然のことながら、海からの照り返しがぎらぎらしていた佐久島も、猛烈に暑かった。「血液が沸騰する」と思った。そうしたら、38度を越す熱を出していた。それから、ずっとふらふらしている内藤です。みなさまは、いかがお過ごしでしょうか?
 
さて、いよいよ今年も佐久島弁天祭りの季節がやってまいりました。夏バテだか暑気あたりだか、している場合ではございません。8月14日は東の盆踊り、15日は提灯行列と西の盆踊り、そして東西の港で精霊流し、16日は筒島で弁財天祭典が開催されます。スケジュールはこちらで。詳しい内容は、昨年の弁天祭り・リポートを参考にしてください(今年は筒島インスタレーションはありません)。特に、今年からは、15日の夜の行事に参加した後、臨時の海上タクシーが運航されるので、当日宿の取れなかった人も、安心して参加していただけます。たくさんのみなさまのお運びをお待ちしております。
 
今週のモグラ屋、アートなおでかけは、豊田市美術館で開催中の『ダブル・リバー島への旅/曽根裕』と、同展に関する黒沢伸氏のレクチャー、でした。
 
現在進行形の仕事
 『トヨタ・アートマネジメント講座 名古屋セッション Nol.43 』 制作・事務局/参加者募集中!
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/8月12日更新 弁天祭り14〜16日開催!
岡崎市シビックセンター 資料室(ジャズコレクション) 展示コーディネート/継続中
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第59号 2002.8/27  

 
デメーテル目的で帯広へ行き、北の大地の恵みによって、また太ってしまった内藤です。さて、近頃のモグラ屋のようすを日記風に。
 
8月14日(水)
翌日からの弁天祭りのため、前日の佐久島入り。夜は、西の盆踊りで内藤、踊りまくる。400年もの歴史を持つこの盆踊り、継承者である唄い手の唄に合わせて踊るとてもシンプルな踊り。それだけに、延々と繰り返していると、ある種のトランス状態――って、この表現は危ないか。とにかく、シンプルだが決して飽きない、とても奥の深い踊りなのである。そして、何とかしてこの踊りを極めたいと思っている私って一体? 宿舎に戻ると、池田は深夜まで、持ってきたコンピュータで、別件仕事の資料作り。仕事の鬼である。私は盆踊り疲れで放心状態。ハハ、ノンキだね。
8月15日(木)
午前9時40分の船でやってきた大学生ボランティアとともに、明日の弁財天祭典の舞台となる筒島へ移動。午後1時まで島の清掃活動。アートとは関係ないけれど、学生たちも参加する翌日の祭りのためにできることをする。そういうことを、大切に思うモグラ屋。清掃後、弁天サロンで昼食を食べた後は、夕方まで自由時間。学生たちは、海水浴場で泳いだり、島を散策したり…。普段は、ボランティアで島を訪れても、慌しく手伝いに追われて島を知る機会をなかなかつくれない。今回は、少し余裕を持って島を楽しんでもらうことにした。午後6時半から、先日、ワークショップでつくったペットボトルによる提灯行列。指導してくれたアーティストの 松岡徹 も加わり、参加者60名。西の盆踊り会場である崇運寺に行列が着くと、待ち構えていた西地区の人たちが拍手で迎えてくれる。ちょっと感激。ボランティアも加わって盆踊り。内藤、再び踊りまくる。盆踊り後、東京から来てくれた art@LIFE のアート・コーディネーター 三ツ木紀英さん たちと、宿舎でアートプロジェクトのあり方について、楽しく熱く語り合う。いろいろな場所で、いろいろな人たちが、社会とアートに関するさまざまな試みに取り組んでいることを知るのは大切だ。自分たちのプロジェクトをより充実したものとするためにも、私たちはもっとたくさんの場所を訪れ、もっとたくさんの人と会い、語り合わなければならないだろう。本で学べることなんて、本当に少ないのだよ。
8月16日(金)
午前7時、学生ボランティアが宿泊していた佐久島キャンプセンターへ、朝ごはんを持って行く。池田が朝食の支度をしている間、内藤はテントの片付けの指示と手伝い。平田五郎のアーティスト・イン・レジデンス以来、対ボランティアには「池田=お母さん役、内藤=お父さん役」という図式が自然に出来上がり現在に至っている。朝食後、午前8時、東渡船場で島を美しくつくる会のメンバーと合流。太鼓など、弁財天祭典に必要なものを、筒島に運ぶ手伝い。午前10時から弁財天祭典スタート。佐久島太鼓の音に血が騒ぐ。ボランティアは、佐久島で採れた天草でつくったトコロテンや飲み物の販売を島のおばあちゃんたちといっしょにお手伝い。祭りの太鼓は島民と帰省者が叩くと決まっているが、今回初めてボランティアも太鼓を叩かせてもらった。初めて佐久島太鼓を体験した学生たちからは、感動の声が続く。祭りの後は、片付けを手伝い、その後、島民との交流会に参加。交流会後は、学生ボランティアは、同世代の島の漁師さんの船に乗せてもらい、島を一周してまた感激。いい思い出ができたようだ。弁天祭り終了。
8月17日(土)
この日、内藤はオフ。3日ぶりに自宅で過ごすが、島疲れで溜まりに溜まった家事をする気ゼロ。怠惰な一日を過ごす。池田はトヨタ・アートマネジメント講座の会場確認のため、名古屋へ。この〜、働き者っ!
8月18日(日)
この日は、池田がオフ。雑誌「地域創造」の特集「まちとアート」の取材を受けるため、内藤ひとり佐久島へ。担当の美術ライター 村田真さん 、カメラマンの池田さんを、東渡船場で迎える。この日、台風接近の予報で、日曜日なのに観光客はまばら。でも、海は凪いでいた。撮影のため、島のあちこちを車で案内し、その後、弁天サロンにて村田さんからの取材。夕食後、午後8時から10時過ぎまで、再び弁天サロンで、島を美しくつくる会のメンバーへの取材に立ち会う。「地域創造」の特集「まちとアート」では、5つのアートプロジェクトが紹介されるとのこと。10月下旬の発行が楽しみだ。取材後、宿舎にて持ち込んだコンピュータで仕事してから就寝。
8月19日(月)
午前中は、三河・佐久島アートプラン21の一色町役場、企画情報課の担当者への「地域創造」の取材に立ち会う。午後からは、開催中の「七福2002展」参加アーティストの 中川佳宣 が関西から学生7名、 松蔭浩之 が東京から学生8名を連れて佐久島を訪れる。村田さんは、中川さん、松蔭さんと次々と取材。大忙し。松蔭さんは、持参の釣竿を片手に取材の撮影にのぞむ。どんな写真になるやら。取材陣は、最終便で島を離れたが、台風の余波ですごい波。欠航するんじゃないかと心配だったが、なんとか大揺れに揺れる船で去っていった。お疲れさまでした。その夜は、中川・松蔭チームの宿泊する民宿に、午後からやってきた池田とともに訪れ大宴会。楽しい一夜。けれど、宿舎に戻った池田と私は、ノートPCを広げて仕事。なんでこんなに忙しいんだろうか? そのココロは、複数の仕事は必ず同時期に重なるという、モグラ屋的マーフィーの法則。決して年中忙しいわけではない。農閑期はあるのだ。
8月20日(火)
最終便まで島で過ごすという、中川・松蔭チームへ挨拶して、午後1番の便で島を離れる。今週は6日も島にいたよ。そして翌日からは北海道である。モグラ屋さすらいの旅路は続く。
8月21日(水)〜23日(金)
池田とともに、名古屋から定員50名程度の、バスのような飛行機で一路帯広へ。目的は、言わずと知れた デメーテル 。デメーテル及び帯広漫遊記は、近日詳しく報告したい。とりあえず、「帯広万歳!」とだけ日記には書いておこう。まだ、デメーテルを訪れていないあなた、行くべし!
8月24日(土)
余談:久しぶりに自宅に戻ったら、家人が肋骨骨折していた。なんなんだ?
 
現在進行形の仕事
 『トヨタ・アートマネジメント講座 名古屋セッション Nol.43 』 制作・事務局/8月26日更新 参加者募集中!
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島』 企画・制作
岡崎市シビックセンター 資料室(ジャズコレクション) 展示コーディネート/継続中
 
 
     
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