三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島
 
松岡徹ワークショップ
『佐久島のお庭の小道をつくろう』 写真リポート
 
 始めにお皿をハンマーで割ります   割ったお皿をジグソーパズルみたいに
 
      上手に割れたよ!      小道の表面をつくるセンメントを流し込む
    セメントを均してキャンバスを作る   さあ、割ったお皿をセメントに貼ろう
「難しいなぁ」「これでいいの? 松岡先生」初めての作業に子どもたちも真剣   丹梨で集めた小石も埋めます     調子が出てきた? みんな作業に夢中
    だんだんかたちになって来ました   夕日にキラキラ光る小道が美しい
ワークショップ終了。みんなで作った小道も作品の一部になりました。やった!

 
 
 
【関連情報】
 松岡徹展 『佐久島のお庭』 開催のお知らせ
 松岡徹展 『佐久島のお庭』 写真リポート
 松岡徹展 2001 『サクシマ劇場』
 松岡徹展 2003 『どこか、おかしい。』 写真リポート

 
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2005
■ 2006年2月10日(金)
  13:00〜15:00

■ 会場/佐久島島内 大島
■ 講師/松岡徹
■ 参加人数/20名 佐久島小・中学校全校児童生徒のみなさん
 
 
できるかな? お皿割り編
 
1月下旬から佐久島でのアーティスト・イン・レジデンスをスタートさせた松岡徹。一年で一番寒い時期、連日野外で制作を続ける松岡を、佐久島小学校の校長先生が尋ねてくださいました。そして、その場で、授業の時間を使ってアーティストによる子どもたちとのワークショップが決まりました。寒かったけど、晴れた日の午後、子どもたちが続々とお庭の制作現場にやって来たのです。
 

 
子どもたちがまず挑戦したのは、ハンマーを使ってのお皿割り。島民から集められたお皿や、ワークショップのために家から持ってきたお皿を、ちょっとドキドキしながら思い切って割っていきます。
 
破片の大きさがあんまり細かすぎてもダメだし、大きすぎると平らに並べられないからこれまたダメ。けっこうビミョーだ。割ったお皿は板の上にジグソーパズルの要領でもう一度お皿のかたちに並べます。「あれ、丸くならないよ」これがまた難しい。でもみんな上手でした。
 
 
お皿のモザイクタイルで小道づくり
 

 
さて、子どもたちがお皿を割っている間に、制作ボランティアたちが小道の表面、つまり実際に子どもたちがモザイクタイルを貼っていく部分のセメント練り。がーっと練って一輪車で運び、どどっと小道に流し込みます。それをすかさずお手製のコテでならすのです。子どもたちはきれいに均されたセメントの表面に、軽く埋め込むように自分で割ったお皿の破片をならべていきました。
 
はじめは、セメントの固さとかがよくわからず、深く埋めすぎてしまったり浅すぎたり。子どもたちにはなかなか難しかったようです。中学校の生徒たちはさすがに器用に作業を進めていました。どんどんできてくるお皿の小道はとてもかわいいよね。
 

 
佐久島の子どもたちにとっては、これまで何度もワークショップで先生をしてもらった松岡徹はすっかり顔なじみ。子どもたちの多くは、2年前の松岡徹展『どこか、おかしい。』で作品のモデルになっています。
 
毎回、いろんなかたちで島の子どもたちと関わってきた松岡と子どもたちの新たな共同作業は、今、作品の中で輝いています。

(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 
 
 
 
 2005年度全記録
 TO HOME
 
 
 
■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

松岡は佐久島の子どもたちにすっかりおなじみ。っていうか仲良し。
All Photos Copyright © IKOUMURA, Masayasu.
All Contents Copyright © Office Matching Mole Inc., All Rights Reserved.