Office Matching Mole on the Web/週刊モグラ屋通信 29



 週刊 モグラ屋通信 66号 2003.2/25  

体力、気力、思考能力の限界に挑戦する体育会系アート・マネジメント会社、オフィス・マッチング・モウルの内藤です。年明け、立て続けに美術館に出没していたのが、遠い昔の出来事のよう。今の私は、たまに事務所、主に佐久島(レジデンスの現場)と建材屋、ホームセンター(材料の買出し)それにスーパーマーケット(平田五郎とボランティアたちのための食糧の買出し)の行ったり来たり。やっていることは、大量の砂袋(30kg)の運搬および土木作業、左官作業、掃除、洗濯、料理などなど。その隙間を縫って、原稿を書いている池田と私は、さらにお互いここにきて発熱などしながらも、ドリンク剤をぐびぐび飲んで、体調不良をなかったことにしています。
 
今日なんか、私、事務所でミシン出して縫い物までしちゃったよ。10年振りくらいかもしれない。その後、ホームセンターに行って、謎のスチロール板を購入し、さらに、デパートで、明日誕生日のボランティアのために、ケーキを購入。自分で言うのもなんだが、いつも現場で「おらおらおら」と作家をあおっているだけではなく、そういう心遣いも忘れては駄目よね(独白)。しかし、何がショックだったと言って、デパート(西武だ)のケーキ屋にたどり着くまでに、小洒落たブティックなどの間を歩いていったわけですが、そこで目撃した男女(一般客たち)が、ぎょっとするほど小奇麗にしている様子を目撃したことですね。女性ならまだしも、男性も、石鹸の匂いがしそうなほど洗いたての清潔感が漂っていて、爪の手入れでもしてんじゃないか? ってほど綺麗だからびっくりだ。それがひとりではなく、どいつもこいつも……もとい、誰も彼もがそうなんだから驚いた。まるで異星人だ。そういえば、最近しげしげと見たのは、佐久島の人たち、ボランティアのみなさん、池田、平田五郎だけだもんな。こんな雑誌そのまんまみたいな、そういう人たちがこの世に存在してたってことを忘れていました。
 
どうせ別世界ならば、本物(?)の異星人の方が好きだわ! と「週刊スタートレック ―ファクトファイル―」創刊号ファイル付きを買って帰った私です(「スタートレック・ネクスト・ジェネレーション」のテーマをどうしても着メロにしたいのに、探せないのも私よ!)。その後、「風邪撃退!」と焼肉屋に繰り出し、猛然と肉食の宴を繰り広げつつ、「ああ、これを平田五郎に食べさせてあげたい!」と叫んでいたのでした。明日は、がんばっている平田さんのために、コンビニで「少年マガジン」と「ヤングジャンプ」と「ビッグコミック・スピリッツ」を買って行ってあげよう! ええぃ、プレゼントだ(←太っ腹)。そして、私が留守の一週間、がんばっていたちかちゃん(at 佐久島)、待っていて!
 
まとめ:
というわけで、2月いっぱいを使っておこなわれている 平田五郎展『佐久島空家計画2/大葉邸』 のための アーティスト・イン・レジデンス も、残すところ数日となりました。いよいよスタートした大葉邸屋内の作品化ですが、アーティスト、ボランティアのとほうもない労力によって、 素晴らしい作品 が仕上がりつつあります。オープニングは3月1日(土)。ぜひぜひ、ご高覧くださいますよう、お願い申し上げます。
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/2月25日更新
岡崎市シビックセンター 資料室(ジャズコレクション) 展示コーディネート/継続中
 
 
 
     
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