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オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 74
 本日の担当：黒目 【今週のひとこと】  内藤／今回の岡崎花火では動かない煙が市街にたちこめて、高台から見るとキングかクーンツのホラー小説みたいでした。  池田／休日は朝からカレーを煮込みました。夏はやっぱりカレーよね！ ▲ Top ▼ Bottom |
東海地方は、梅雨明けしないまま８月になってしまうのか、とモグ通を書いている今まさにラジオから「東海地方は梅雨明けしたと思われる」という情報が……。本当に開けたんだか、なんなんだか。空は雲が垂れこめ、雨が降り続く毎日ですよ。テレビで気象予報士さんが「７年ぶりにエルニーニョ現象が発生したため、日照不足になり農作物に深刻な影響が懸念される」と話しているのを聞き、傘マークの並ぶ天気予報に気持も沈みがちです。 
話題になった皆既日食もほとんど見られませんでした。わざわざ南の島まで行った方々は大変だっただろうな……。でも自分とは関係ないしと思っていました。が、身近なところで鹿児島まで皆既日食を見にいかれた方いて、お土産に西郷さんのおせんべいを頂きました。皆既日食に関しての数少ない心温まる思い出（？）になりました。暑いのはつらいですが、このまま夏らしい天気にならないのではないかと不安です。まさか、お盆のお祭りまで雨にならないことを祈ります！ 今年も佐久島では弁天祭りで 提灯行列＆祭り舟引き を開催しますから、今からテルテル坊主を家の軒に下げましょう。 [ 写真 ： 今日黒目ちゃんが事務所で制作したテルテル坊主くん。もののけ姫の木霊みたいな顔だ ] さて、先週の土曜日は岡崎の花火大会でした。去年は、佐久島に泊まり込みで見られなかったので楽しみにしていましたが、私はその前に朝から尾張一宮へ。 一宮市三岸節子記念美術館 でワークショップ「今日いける北と南を目指して、美術館から旅に出よう」に参加するためです。 ちょっと無理して出かけたのは、開催中の 津田直展 『果てのレラ』 のDMを見て気になったから。強行スケジュールだと思いつつも行ってきました。曇り空の中、美術館に到着して展示を見ていたら、落雷が！ 美術館の周辺一帯が停電になり、展示室も真っ暗になってしまいました。でも、すぐ復旧したのでワークショップは無事スタート。参加者になるのは久しぶりなので気持ちを切り変えて楽しんできました。 
津田さんのワークショップは、カメラを持ってフィールドワークという内容だったのですが、目的地の決め方がちょっと変わっていました。美術館周辺の地図と夏の全天星座図が用意されていて、地図上の木曽川と全天星座図の天の川を重ね合わせます。
それから、マスキングテープで地図と星図を固定して、夏の大三角形と呼ばれる三つの星と北極星を地図に落とし込み、一宮の地図上に移された「夏の大三角形」を巡り写真を撮って最後にスライドショーで見る、というものでした。美術館を出発して、半分くらい来たところで雨が降り始め、北極星の場所までは回れなかったのですが、私としては面白い視点で写真を撮ることができて楽しかったです。展示もとてもよかったので、機会があればぜひ。
[ 写真 ： 一宮の街中で写真を撮るワークショップ参加者 ] 
５時間に及ぶワークショップのプログラムを終え、岡崎に戻る電車で途中の知立を通過するとき、ものすごい土砂降りだったので「花火大会は中止か!?」と思いましたが、混雑する東岡崎駅で開催されることを確認。某ショッピングセンターの屋上駐車場が解放されるというので、そこまで歩いて行きました。うちあがり始めは良かったのですが、途中から土砂降りになり、屋上で見学していた人たちは、店内出入口に殺到してパニック状態でした。土砂降りの雨の中、花火をどんどん上げ続ける花火師さんを思い、職人ってすごいと改めて思いました。現場は、やけくそだったかも知れませんが。あまりのことに、頭は軽くキレてしまい笑うしかない感じでした。とにかく記憶に残る花火大会になったことは間違いありません。来年こそは、気持ちよく浴衣を着て花火をみたいです。
[ 写真 ：ワークショップで黒目ちゃんが撮った１枚。橋に開いていた穴から下の草むらをのぞく、の図 ] ◆ 現在進行形の仕事 ● 三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2009 祭りとアートに出会う島』 企画・制作／7月23日更新 ふるかはひでたか『佐久島物産展』 開催中／〜９月23日 ● 岡崎市図書館交流プラザ 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート／継続中 ● 岡崎市図書館交流プラザ岡崎むかし館 『暮らしの道具 〜今と昔〜１』 展示コーディネート／〜10月６日 ● 岡崎・額田の森 アート・プロジェクト（仮称） 調査業務・企画制作 プレイベント 木村崇人展『星がすむ部屋』 ／８月19日〜９月23日 |
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 本日の担当：池田 【今週のひとこと】 内藤／気が向くと万歩計を付けて過ごす今日この頃。一昨日は佐久島に行ったので一万歩弱歩いた。昨日は事務所仕事だったので2000歩くらい。少なすぎ！  黒目／もうすぐ引っ越ししまーす。新居が楽しみです。 ▲ Top |
先週、ザンビアから小包が届きました。送り主は、佐久島にボランティアで来ていた杉本小百合ちゃん。彼女は愛知県芸大学在学中、佐久島に何度も足を運んでくれた女子大生でしたが、卒業後は東京芸大の修士課程に進み（専攻は陶芸です）、その後、青年海外協力隊として２年間、アフリカのザンビア共和国へ陶芸の技術者で行っていたたくましいお嬢さんです。 
その小百合ちゃんが帰国したという噂を聞いてまもなく、マッチングモウルに届いたこの小包。いかもにアフリカっぽい（？）素朴なゴワッとした包装。全体になんとなくしっとりしています。「湿潤のため一時保管していました……成田空港」という貼紙。ふむふむ、とにかくこれはアフリカのザンビアからはるばる運ばれ、濡れたり乾かされたりしながら、この岡崎に届いたのでございますね。この先訪れることもないだろう国、その遠いザンビアまでの距離、そして小百合ちゃんのきっとものすごい２年間の経験を思うとしみじみ。小百合ちゃん、あなたは地球のどこにいても生きていける人だわ。あなたのような若者がいる限り、日本はまだ大丈夫かも。たのもしいです。 [ 写真 ： 杉本小百合ちゃんが送ってくれたザンビアのコーヒーと象のフンが原料のカードを持つちかちゃん ]さて、中身は何でしょう？ あけてみるとコーヒーが２袋と茶色の和紙っぽい封筒に入ったお手紙カード。カードには帰国のお知らせと「この紙はゾウのふんからできています」とのコメント。うーむ。ゾウのふんは繊維質だからねと話しつつ、思わずにおいを確かめてしまう私たち。もちろんフンの臭いはしませんが、このお手紙も包装紙もコーヒーの袋も、なんだかとっても遠い国の香りがします。どこかなつかしいような……「安城の匂い！？」と私が例えると、美和さんが大ウケしてくれました。三河住民にしかわからないこのネタ。でもって、すかざず黒目ちゃんが「うちの実家（島根）の納屋の匂い」と反応。つまり、この匂いは、いかにも土らしい土が似合う強烈な田舎の匂いということですか。 
で、なぜ安城かと補足しておきますと、愛知県安城市（岡崎の西となり）は明治時代に大規模な開墾がおこなわれたそうで、それを農業先進国のデンマークになぞらえ、「日本（の）デンマーク」と呼ばれていたそうです。広大な田畑風景が広がっていますが、春先の安城の匂いはまさにコレ。豊かな土の匂いですわ。注：安城のこと悪く言っているんじゃないですから。 デンパーク 最高！ リピーターです！それからもうひとつ、安城ネタでつけ加えますと、私のひそかな趣味「ゆるキャラ」のツボにはまるキャラが安城にはいますの。 安城の七夕まつり （日本の三大七夕まつり）にちなんで、みんなの希望と願いごとを届ける精、その名も 「きーぼー」 。白い二頭身のぽっちゃりキャラです。こんなふうに歩くのよと美和さんがきーぼーを 真似てくれる。かわいいーかわいいー。転んだら起きあがれないなーと黒目ちゃん。たしかに……。そういえば、まさにこの時期、安城は七夕まつりだったわ。実物きーぼーに会えるのね。どうしよう、行こうかしら。 [ 画像 ： 件のゆるキャラ「きーぼー」。デザイン、キャラクター設定ともに優れている。画像は公式ホームページで配布中の携帯待ち受けサイトを拝借 ] マッチングモウルのランチタイムは、遠いアフリカのザンビアから安城の話題まで、たわいなくも楽しい会話で盛り上がり、暑さと忙しさをちょっぴり忘れるのであります。そうそう、先日はちょっと息抜きにロシア雑貨のお店にみんなで行ったりとかね（もちろんランチもしました。詳しくはまた）女の子同士のおしゃべりっていいわ（40代で女の子ですけど何か）。 ◆ 現在進行形の仕事 ● 三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2009 祭りとアートに出会う島』 企画・制作／8月14日更新 ふるかはひでたか『佐久島物産展』 開催中／〜９月23日 ● 岡崎市図書館交流プラザ 内田修ジャズコレクション 展示コーディネート／継続中 ● 岡崎市図書館交流プラザ岡崎むかし館 『暮らしの道具 〜今と昔〜１』 展示コーディネート／〜10月６日 ● 岡崎・額田の森 アート・プロジェクト（仮称） 調査業務・企画制作 プレイベント 木村崇人展『星がすむ部屋』 ／８月19日〜９月23日 |
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